暁月堂お辨當
1934年8月15日に調製(30銭)


先日、メルカリで入手した駅弁のレッテル(掛け紙)。 大曲駅で1990年代半ばまで駅弁を販売していた暁月堂の上等御辨當(=2段重ねの幕の内弁当)です。スタンプで「9 8 15」と印字されており、30銭という値段からも昭和9(1934)年8月15日の調製と推測できます。下の「2」は、2時と記載されていたのでしょう。8月15日がまだ特別な意味を持っていない時代です。

大曲駅から分岐している生保内(おぼない)線が、生保内駅(現・田沢湖駅)まで開通したのは1923(大正12)年の8月31日。暁月堂は翌年4月1日に構内営業を開始しました。その経緯については
「奥羽本線と生保内線との分岐点に当るので乗降客激増の結果旅客サービス上の必要から開業したものである」
と『会員の家業とその沿革』に綴られています。そして「拂田柵」というのは古代城柵「払田の柵」を指しており、こちらは1930(昭和5)年に本格調査が行われて翌年に国の史跡となりました。