2018年10月25日に東京駅の「駅弁屋祭グランスタ店」で購入(950円)
※発売当時の社名は日本レストランエンタプライズでした。
▲掛け紙裏面。大崎耕土の説明とメニューの薀蓄が記載されている。

▲成分表示

第96回コミックマーケット(C96)が閉幕しました。今年は東京オリンピックに関連して会場が一部変更になったために、4日間開催に。東展示棟が使えない場合では、3日間では例年通りのキャパシティーを確保できなかったそうです。
中の人は都合悪くコミケへは行けなかったのですが、期間中に湘南新宿ラインで横浜方面から新宿方面へ向かうことが二度ありました。盆休みとあっていつもより空いている車内でしたが、大崎に着いた途端にりんかい線からの乗り換え客がどっと流れ込んできて、車内の雰囲気がガラッと豹変。湘南新宿ラインでコミケの雰囲気を味わった4日間でした。

今回紹介するのは、大崎と言っても港区ではなく宮城県のほうの大崎。仙台から北部に位置する地域で、駅名でいう「小牛田」や「古川」あたりが該当します。その大崎地域では、江戸時代から続く稲作のための水管理システムや農業文化が色濃く残っており、それが評されて2017年には国連食糧農業機関(FAO)が19か国49地域を認定している「世界農業遺産」の仲間入りを果たしました。
それを記念してNREが2018年6月16日から「世界農業遺産記念おにぎり弁当」を販売開始。9月30日までの期間限定でしたが、駅弁味の陣2018にノミネートするなど10月以降も販売が継続されています。容器を俯瞰した写真では内容が伝わりづらいと感じたので、取り出してみました。

まずはメインのおにぎり。塩むすびと味噌むすびの2種類。どちらも大崎地域特産米「ささ結」が使用されています。さらに味噌は加美町が醸造元のものを使用。工場で機械生産されている以上は仕方ないですが、塩むすびがコンビニおにぎりっぽい風味をしたのは看過できず。コレジャナイ感。せっかく良いお米を使っているのですが、大量生産にあたって犠牲となるものもあります。

続いて
・しそ巻き
・玉子焼
・三角あぶらあげ田楽(涌谷町醸造元の味噌使用)
・鮭の甘酒漬け焼き(一ノ蔵甘酒使用)
・美里町産大豆のかき揚げ
大崎地域に含まれている自治体を必ずひとつは入れているようで、田楽の味噌がおにぎりと別のものを使用しています。味の違いは、うーん、味覚オンチなのものでして…
しそ巻きは一応大崎市名物となっていますが、東北地方で幅広く食されているので、少しこじつけを感じます。かき揚げは大豆のほかに人参と玉葱が入っていました。

金色のプラカップは色麻町のコーナー。「荏胡麻豚と揚げなすの柚子すだちおろし添え」です。色麻町で採れる荏胡麻を与えて飼育したブランド豚を揚げなすとおろしでさっぱりいただきました。中の人は「すだち」というワードに敏感でして(小粒ながらも味がかなり強いから)、警戒したのですが、柚子と大根おろしを邪魔しない程度のものでした。

最後はこの中で一番凝った料理である「すっぽこ汁風炊き合わせ」です。美里町・加美町・大崎市などで食べられている郷土料理すっぽこ汁が駅弁風にアレンジされています。すっぽこ汁とは野菜、豆腐、こんにゃくなどを入れた鍋に麵が入った、とろみのある鍋料理のことだそう。こちらでは飾り人参、ごぼう、凍み豆腐、米粉入りうどんに醤油あんかけがかかっていて、透明のプラカップにすっぽこ汁が見事に再現されていました。とろみのある醤油ベースのあんかけが具材とマッチして、これはすごくおいしかったです。駅弁でこういった形でうどんが出るのもありだと。
以上、大崎地域の名物が詰まったおにぎり弁当の紹介でした。なかなか隅から隅まで地域の特産品が使われている駅弁も見ないので、貴重な存在とも言えます。現在は仙台駅で販売されているそうなので、陸羽東線や東北新幹線で大崎耕土を眺めながら食べるのもいいでしょう。
※発売当時の社名は日本レストランエンタプライズでした。
▲掛け紙裏面。大崎耕土の説明とメニューの薀蓄が記載されている。

▲成分表示

第96回コミックマーケット(C96)が閉幕しました。今年は東京オリンピックに関連して会場が一部変更になったために、4日間開催に。東展示棟が使えない場合では、3日間では例年通りのキャパシティーを確保できなかったそうです。
中の人は都合悪くコミケへは行けなかったのですが、期間中に湘南新宿ラインで横浜方面から新宿方面へ向かうことが二度ありました。盆休みとあっていつもより空いている車内でしたが、大崎に着いた途端にりんかい線からの乗り換え客がどっと流れ込んできて、車内の雰囲気がガラッと豹変。湘南新宿ラインでコミケの雰囲気を味わった4日間でした。

今回紹介するのは、大崎と言っても港区ではなく宮城県のほうの大崎。仙台から北部に位置する地域で、駅名でいう「小牛田」や「古川」あたりが該当します。その大崎地域では、江戸時代から続く稲作のための水管理システムや農業文化が色濃く残っており、それが評されて2017年には国連食糧農業機関(FAO)が19か国49地域を認定している「世界農業遺産」の仲間入りを果たしました。
それを記念してNREが2018年6月16日から「世界農業遺産記念おにぎり弁当」を販売開始。9月30日までの期間限定でしたが、駅弁味の陣2018にノミネートするなど10月以降も販売が継続されています。容器を俯瞰した写真では内容が伝わりづらいと感じたので、取り出してみました。

まずはメインのおにぎり。塩むすびと味噌むすびの2種類。どちらも大崎地域特産米「ささ結」が使用されています。さらに味噌は加美町が醸造元のものを使用。工場で機械生産されている以上は仕方ないですが、塩むすびがコンビニおにぎりっぽい風味をしたのは看過できず。コレジャナイ感。せっかく良いお米を使っているのですが、大量生産にあたって犠牲となるものもあります。

続いて
・しそ巻き
・玉子焼
・三角あぶらあげ田楽(涌谷町醸造元の味噌使用)
・鮭の甘酒漬け焼き(一ノ蔵甘酒使用)
・美里町産大豆のかき揚げ
大崎地域に含まれている自治体を必ずひとつは入れているようで、田楽の味噌がおにぎりと別のものを使用しています。味の違いは、うーん、味覚オンチなのものでして…
しそ巻きは一応大崎市名物となっていますが、東北地方で幅広く食されているので、少しこじつけを感じます。かき揚げは大豆のほかに人参と玉葱が入っていました。

金色のプラカップは色麻町のコーナー。「荏胡麻豚と揚げなすの柚子すだちおろし添え」です。色麻町で採れる荏胡麻を与えて飼育したブランド豚を揚げなすとおろしでさっぱりいただきました。中の人は「すだち」というワードに敏感でして(小粒ながらも味がかなり強いから)、警戒したのですが、柚子と大根おろしを邪魔しない程度のものでした。

最後はこの中で一番凝った料理である「すっぽこ汁風炊き合わせ」です。美里町・加美町・大崎市などで食べられている郷土料理すっぽこ汁が駅弁風にアレンジされています。すっぽこ汁とは野菜、豆腐、こんにゃくなどを入れた鍋に麵が入った、とろみのある鍋料理のことだそう。こちらでは飾り人参、ごぼう、凍み豆腐、米粉入りうどんに醤油あんかけがかかっていて、透明のプラカップにすっぽこ汁が見事に再現されていました。とろみのある醤油ベースのあんかけが具材とマッチして、これはすごくおいしかったです。駅弁でこういった形でうどんが出るのもありだと。
以上、大崎地域の名物が詰まったおにぎり弁当の紹介でした。なかなか隅から隅まで地域の特産品が使われている駅弁も見ないので、貴重な存在とも言えます。現在は仙台駅で販売されているそうなので、陸羽東線や東北新幹線で大崎耕土を眺めながら食べるのもいいでしょう。

