A_井筒屋牛肉弁当
2019年10月22日に米原駅在来線コンコース内の井筒屋売店で購入(1,000円)


A_井筒屋牛肉弁当2
2025年2月22日に米原市下多良2-1の調製元で予約購入(1,280円)


正確な発売時期は不明ですが、1980年代後半に登場したと思われます。当時あった「近江牛ステーキ弁当」の弟分のような存在でした。そのため、かつては近江牛が使用されていたようです。

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発売当初はいろいろなおかずが詰まっていました。しかし兄貴の弱体化と道連れに牛肉弁当も寂しい内容に変化。井筒屋にはステーキ弁当のほか、しょいめしてき重大入飯など華のある牛肉駅弁が多数ありましたが、地味なこれが最後まで残ったのかはいささか不思議です。

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最後の賞味となった2025年2月の時点でも白飯(梅干し)、牛肉と玉ねぎの炒め物とレタス、ポテトサラダ、赤かぶ漬、味付けワカメと物足りなさは拭えませんでした。下の写真は2019年10月の購入時で、末期とは内容がやや異なっています。当時はパッケージに「駅弁マーク」がついていました。

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この見た目から放たれる野暮ったさこそ、駅弁の魅力であると思います。蓋をあけたときに「おおすごい!」だけでなく「ナンジャコリャ!」があってもいいはずでした。駅弁にしか出せない独特の雰囲気を体現するならば、まさに牛肉弁当が該当するのではないでしょうか。しかし食品ルッキズムが浸透し、うわべだけの「コスパ」が重視される世の中では、井筒屋の「駅弁」づくりが理解されなかったのも無理はありません。

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メインの牛焼肉は醤油味、というより生姜焼きに似ていて、かといって牛丼のアタマとは少し違います。井筒屋ならではの味付けでご飯が進みます。令和まで生き延びた「昭和の特殊駅弁」でしたが、調製元の事業撤退によって2025年2月末で終売となりました。

栄養成分表示(1包装あたり)
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エネルギー:612kcal
たんぱく質:26.2g
脂  質 :12.5g
炭水化物 :92.0g
食塩相当量:1.7g