A_日食長崎上幕の内弁当
1993年8月13日に調製(820円)


かつて長崎駅で販売されていた駅弁。掛け紙には長崎の出島の様子が描かれています。

1989年10月にジェイアール九州アド・サービスが発行した『駅弁パラダイスin九州』によると、内容は俵型のご飯を中心に、煮物(人参、昆布巻、がんもどき、椎茸など)、焼き魚、ウインナー、シュウマイ、ウグイス豆、みかんシロップ漬、大根の桜漬などが入っていたようです。

長崎駅には戦前から列車食堂の共進亭が長崎営業所を構えており、1944(昭和19)年11月20日にその業務を継承する形で日本食堂関門支部の長崎営業所として営業開始。その後、国鉄民営化に伴い1987(昭和63)年6月に(株)にっしょく九州の長崎営業所となり、1996(平成8)年7月に(株)ジェイアール九州トラベルフーズに社名変更されました。

JR九州ホームページ内の社史では1997(平成9)年4月1日「■ (株)ジェイアール九州トラベルフーズと西日本トラベルサービス(株)合併」の一文を最後に同社について触れられることはありません。ただしWikipediaには「2005年7月11日に精算」と記述があります。出典は不明ですが、にっしょく九州由来の駅弁が2005年頃を最後に購入報告がウェブ上に上がっていないことから、同年に国鉄からの駅弁が長崎駅から消滅したと推定していいでしょう。